『デミアン』ヘルマン・ヘッセ

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デミアン


シンクレールという少年がデミアンに出会い、思想的に影響を受ける話。

明るい世界と暗い世界?という世界には二つの側面があると考えていたシンクレールは自分の家庭にはない負の魅力を持ったデミアンに惹かれていく。

「しるし」を持った人同士が、お互いの孤独を真に理解し、各々自然な自己を目指す。


外的な描写よりも、内面的な心の葛藤?の描写が多くて、理解するのが難しかった。でも、明るい世界と暗い世界の二つの側面があると言う考えには賛成する。

自分が何か罪を犯してしまった時に、もうあの頃のような明るい気持ちにはなれないのだという気分を味わったことがある。


最後のシーンが印象深い。シンクレールが自分は人間を過小評価をしていたと実感する場面。兵士たちが相手を恨むわけでもなく、運命を受け入れ、そこに向かっていく。

なんか、就活が嫌だとかブラック企業がどーのだとか普段ほざいてるけど、文句を言いながらあぐらかいてる自分よりは、結局はそういう就活の体制や社会を受け入れて就活に一生懸命取り組んでる人が偉いんだよな‥‥


違うかな?笑

星の王子さまにも同じ印象を受けた文章がある!


この本をK-POPアイドルが三人もオススメしてて読んでみた。